安心して食べられる食品を
カルガモ農法で無農薬
無添加といえば、沢山の思い出がある。定年前の5年間、島根に単身赴任したいた。
定期的に県内を車で回っている中に、無農薬農業で成功された方々を訪ねたことがある。出雲地方の田園地帯でお米を栽培されているNさんは50代。如何に、農薬を使わずに良い米を生産するか──これがNさんの米作りに対する情熱を燃やし続けた課題だった。
米作りは、まさに雑草、害虫との戦いだ。草取りの労力が如何に大変か、やった人でなければ想像出来ないだろう。あの中腰で炎天下で草を取る。身体を痛めてしまう程だ。
現在、草取りをしてくれるカルガモを田んぼに放っている。稲の生命力に比べ、雑草のたくましさは比べものにならない。その草と害虫を漁ってくれるのがカルガモだ。
一挙両得のカルガモ農法。省力化にもなり、余暇を利用し地域の人達に笛の音を提供され、月夜の晩には野外コンサートを開いている。
無農薬で収穫した御飯をご馳走になった事があるが、やはり旨い御飯であった。
病は食べ物から起こるともいわれる。微量であって蓄積していけば極めて恐ろしい結果となってしまう。小さな芽の段階で排除すべきである。
もう一つ、現在は町村合併で地名はなくなったがロマンチックな名前である柿木村。
ここでは、一切、農薬は御法度であった。周囲のが農薬を使えば、そこの留まらず、周りに害が及ぶ。建設業を止めここに移り住んだ知り合いの若夫婦。米づくりも素人からスタートしたが、今ではベテラン農家になっている。
近年、企業の欺瞞的商標で告発されているが、それを取り締まる当局の怠慢も問題である。せめて、安心して口に入れられる食品を提供して貰いたい。



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